それ、ほんとう? 保育士を守る‥の前に考えたいこと

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このところ、「保育士を守るために必要なんです」という表現を聞くことがある。

午睡時の5分間チェックはもちろん、室内に置く遊具にしても誤飲の可能性のあるものに関して、「保育士を守るためにも」置かないほうが良い、という言い方を聞く。

午睡時に子どもの様子を常に見ているのは当たり前のことで、年齢にふさわしくない細かな遊具をおかないというのも、保育園としてはごく常識的なこと。そこに「保育士を守るため」という言葉を添えることに違和感がある。

一つは、この言葉を添えることで、「乳児では細かなものは絶対に置いてはいけない」という極端な判断が下される可能性が高くなり、クラスの状態や個々の発達における必要性などは考慮されなくなる。と同時に、もし、それでもひも通しやペグさしのような、小さいけれど1歳の後半からは子どもたちが好むようなものを出したい場合は、大人としてどんな配慮をしていくべきなのか、子どもたちにどんなことを約束事として伝えていくべきなのか、そういったことを考える力、つまり、保育士としてのスキルが身につかないままになる。

ダメと言われたことは深く考えることもなしに「とにかくだめなんだって」と了解し、それ以外にあるたくさんの危険の可能性には配慮することができない...そういう若い保育士を育てていく可能性もある。

もう一つは、そういったこと以前に、国や保育園を運営している機関自体が保育士を守る策をどれだけとってくれているのか、まずはそっちではないのかな...ということ。

乳児を連れての散歩など、本当はとっても怖いこと。坂道をバギーを押して散歩しなければいけないような園もあり、園によってはちゃんと自動ブレーキのついた高額なバギーを購入しているが、そうではない、保育士が転んだり、手を話したらそのまま坂をバギーが転がり落ちていくようなところもたくさんある。そういうところこそ「保育士を守るため」に上がきちんと配慮するべきだし、本来であれば、乳児には園庭の設置を義務づけることを国が