乳児か幼児か・・・適正って、ある?

Nannosoudan.jpgある二歳児クラスの構成コーナーで、動物たちが集まっていました。

さあ、何の相談でしょうね・・・。と中を見てみると、シマウマが寝ている。え、もしかして、みんなで食べているとか!?でも、カメもいるし・・。「動物たち、何しているの?」と聞かなかったことを今でも後悔しているのです。

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もう新学期なので、すでにクラス発表は終わっていますね。

年度末、次年度をどうするか聞くと「それ、絶対に無理!!」という職員配置に出会うことがある。

何が無理なのかというと、完全に乳児向き、幼児向きの保育士がいる場合、それを逆にしてしまうとみんなにとって苦しい一年になるからだ。

どちらもできるだろうなーという人は確かにいるが、多くの場合は、どちらかが得意な傾向がある。

乳児向けの職員は根気強く、丁寧に、毎日同じことを伝え続けることを厭わない。ごく小さな変化を喜び、自分が中心の保育ではなく、あくまでも子ども達メインの保育を地道に考え続けることが得意。

何人かでの保育が多いので、細かなコミュニケーション能力も必要とされる。幼児に必要とされるような個性の強さは、乳児ではじゃまになる。個性的ではあったとしても、それを全面に出して保育をしたいと思う人は、乳児には向かない。

幼児向けの保育士は、アイデアが豊かで頭の回転が速くフットワークが軽い。もちろん、乳児の保育士も頭の回転は早くなくてはいけないし、フットワークは幼児とは違った意味で軽くないといけないのだけれど、方向はかなり違う。

幼児の保育士は、てきぱきと指示を出しながら、みんなをまとめていく力も必要だし、自分が前に立ってひきつけていくような華やかさもいる。派手とか、声が大きいとか、奇抜なことをするという意味ではなく、何となく、この人面白そう、何してくれるんだろう!?と子どもが思って注目したくなるような人がら。かつ、全員に目を配りながら個々に合わせて声をかけ、自分が影になる部分も心得ている機転の良さ。

幼児はどんどんと新しいことを学んで保育を活性化させなければいけないし、乳児の場合は、日々の変化はほどほどにしないと乳児保育の基本の部分が崩れてしまう。

乳児を一回経験した方がいいねという幼児保育士は確かにいるけれど、何よりもしんどいのは、ある程度学んだ職員が乳児から幼児、幼児から乳児に変わると、それまで学んだ細かなことを忘れてしまう点(涙)

それに、幼児は課業などなど、プラスで学ぶことが山のようにあるので、積み重ねることができないというのはかなり厳しい。

私はセミナーでは乳児の分科会を持っているけれど、実は完全に幼児向けの保育士(^^; だから余計に、乳児の保育士さんたちってすごいなーと心から尊敬してしまう。

というわけで、次年度、もしどうしても!!という事情がなければ、この辺りも配慮してクラス編成できるといいですね。