それ、ほんとう?「0歳に人形はいらない」

初めての保育園に行って部屋を見せてもらう時、あら、あらあら・・・?とぐるっと部屋をまわってしまうことがある。

これから環境を作るところはともかく、ある程度環境があるのにあるはずのものが見つからないと、そんなはずはない・・・と探しながら一回転してしまうのだ。

0歳児クラスでの探し物の筆頭は人形。

低月齢の子しかいないのならともかく、高月齢の子のいるクラスなら人形はなければいけない遊具の一つに入ってくる。

人形を置かない理由は、0歳児はまだ人形を人形として扱えないから、動物などのぬいぐるみの方が良いと言われるから、とのこと。

・・・どういう意味だろう?

人形は乱暴に扱うけど、ぬいぐるみなら乱暴に扱わない?そんなことはない。

人形を乱暴に扱うのはダメだけど、ぬいぐるみならオッケー??そういうこと??

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家庭ならともかく、たくさんの子どもがいる環境では、一人ひとりの発達のテンポに合わせて遊具をこまめに入れ替えていくのはとっても難しい。

どこかのタイミングで、子どもたちは人形を「人形」として扱い始める。でも、それがどのタイミングなのかは、私たちには分からない。だから、他の遊具に関してもだけれど、ちょっと早いかな?という時期においていく。

同時に、子どもたちが日常生活でしてもらっていることを思いだせるものも揃えておく。

お布団、お風呂のセット、お椀とれんげ(スプーンよりは口に入れにくい)、コップ、哺乳瓶、・・・。

子ども達が人形の世話を始めるタイミングがきっとくるはず。でも、人形がなければ、そんなタイミングも訪れない。クマさんの世話でも良いかもしれないけれど、やっぱりちょっと違う。

世話をしなくても、「お人形さんに手があるね、○○ちゃんの手はどこ?」なんて話もできる。

クマにも犬にも手はない。全部、足です。

人形が好きな子も、ぬいぐるみが好きな子もいるはず。

上の写真は、0歳の高月齢から2歳までがいる、ハンガリーの乳児保育園のあるクラス。

どこにどんな人形とぬいぐるみがあるか、分かりますか?

注:ハンガリーではあえて乳児で異年齢にしているのではなく、入園してくる子どもの年齢が一定ではないので仕方なく異年齢になっています。もし年齢がそろうようなら、同年齢の方がクラスは運営しやすい、とのことでした。