スローモーションの日々です

毎日、もう夕方だ!と思って時計を見ると、まだ3時。日が暮れるのが早く、夜が長い。

ご飯を作っていると、二男のKが起きてきた。

私「ご飯食べる?」

K「ぼくさ、朝はお腹あまり空かないんだよね」

私「・・・・お母さんが作っているの、昼ごはんなんだけど。今は12時です」

K「5時(←朝の)に何か食べてその後寝たから、あれは夜ご飯? だとしたら、これから食べるのは朝ご飯だから、やっぱり、あまり食べられない」

・・・深く考える意味はないので、とりあえず栄養補給してくださいとお昼ごはんだか朝ごはんだか分からないものを食べてもらう。

Kは、浪人までしてはいった大学を二年で退学し、少し将来について考えたいと家に戻ってきた。

将来について考えたいといいながらもなんだかとっても楽しそうで、親としては、そこそこ悩んでくれた方が安心なのか、楽しそうな毎日を過ごしてくれた方が嬉しいのか、どうにもよく分からない。

来年、他の大学に移るというのも、ほとんどの大学が国立で、基本的に学費がないこの国ならではのシステム。入学はしたけど、自分にあった専門ではなかった・・・と気がついてしまった子たちにとってはとてもありがたいと思う。

それはいいけれど、この無駄になってしまうかのように見える一年を焦ることはないのか?と思うけど、焦らないらしい。そもそも、何で焦らないといけないの?と、質問の意味自体が通じない。

日々、のんべんだらりんと過ごしている人が人が家の中に一人(夫)、二人(二男)・・・。

クルクルと時間に追われてしまいがちな今の時代には、そして、私にとっては、時間の感覚を狂わせてくれるこういう人たちの存在は案外貴重なのかもしれない。・・・と、信じたい。

「でもさ、やっぱりもう少し何かするべきじゃない?せめて小遣い稼ぐとか」

至って正統派の三男は、兄のマイペースぶりに呆れているが、不思議な兄が二人もいると、弟としては退屈しないし、気が楽なのではないか・・・・な?

ハンガリーに戻ってくると、スローモーションにでもなったかのように、ゆっくりと時間が流れ始める。早送りのような日本と、スローモーションのハンガリー。時間というのは不思議なものですね。