マークを置かなければ・・・つながるはず

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おもちゃを増やしている園でよく見る、個人マークを置いて自分の作ったものをキープする方法。

他の子にとられないように、壊されないように、トラブルを避けるための方法だというけれど・・・

本当に、それでトラブルを回避できるのだろうか?トラブルを回避したり、解決する力を育てられるのだろうか?

私たちが子どもたちに育てたいのは「これは僕のだから、触らないで!」「ここには来ないで!!」ということ?

「あーあ、マークがあるからこれではあそべない」ということ?

それよりも「えー、面白そうだね、ちょっとこんなのはどう?」とアイデアを提供できたり、「一緒に遊ぶ子が増えると面白いなー」と感じたり、「私はもうあそばないけど、あそびたい子がいるならどうぞ―」と言えたり「へー、一生懸命作ったんだなー、これは壊したらだめだよね」と思えたりすることじゃないだろうか??

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川島東子ども園(岐阜)の年長クラス(10月)

かなり確信を持って言えるけど、一人か二人の子が作ったのではなく、作られている物のタイプや作り方を見ても、いろんな子が、作ったものを加えていっていたんじゃないかな??

よーく見てみると、警官が立っていたり、ちゃんと家の前に車が並んでいたり、動物を見ている人がいたり・・・・子どもが経験していること、考えていることが現れているのですねー。いかにも年長らしい構成ときっちりさ、ダイナミックさと繊細さ、そして、テーマのつながり方です。

他にも、あそびがどんどん広がっていくクラスでは、誰かが作っているところに「誰も手を触れてはいけません!」ではなくて、「アイデアがあったらつなげていいよー」という雰囲気がある。

でも、個人マークを置く方法をすすめている園では、このタイプのあそびの広がり方はまずない。少なくとも私(サライ)は見たことがない。個人マークを置いて次の遊びに行くので、あそびの残骸が残り、場所と遊具を占領してしまう。

乳児クラスでも、すっきりとあそび終えた子は、自分で遊具を片付けるか、もしくは、もしそのまま残したもので他の子があそんでも気にしない。

「一緒に」を育てたいなら、マークを使っての遊具のキープも個人空間シートもいらないはず。子どものあそびを守っているようでいて、実は、子どものあそびを制限しているかもしれませんよ。